J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲
藤原浜雄(ヴァイオリン)
税込\3,150 (2枚組)
ソナーレ・レーベル1007-8
J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ニ短調 より ”シャコンヌ”冒頭
MP3/1.46MB
J.S.バッハ:パルティータ 第3番 ホ長調 より ”ジーグ”
MP3/1.77MB
(Disc1)
J.S.バッハ:ソナタ 第1番 ト短調 / パルティータ 第1番 ロ短調 / ソナタ 第2番 イ短調
(Disc2)
同:パルティータ 第2番 ニ短調 / ソナタ 第3番 ハ長調 / パルティータ 第3番 ホ長調
藤原 浜雄 (ヴァイオリン)
1985年6月5日/イイノホール(毎日ソリステン音楽会ライヴ録音)
言うなれば、極上の超高性能カーで大地を駆るような爽快感か。
緻密に、寸分の狂いもなく計算され尽くした走行性。抜群の安定感と機動性。際立った洗練性。
しかも、最高の贅沢品でありながら、排他的な冷たさは微塵も感じさせない。
超人的な集中力から生み出される音の一つひとつに、確かに、生命の温もりを持つ血が通い、
魂が宿ったフレーズに聴き手は知らず知らず引き込まれてゆく。
とりわけ、豊かに響く低音域、そしてエネルギーの塊のような求心力を備えた高音域は、
ヴァイオリンという楽器が奏で得る音色の真の美しさ、薫り高さを我々に再認識させずにはおかないのだ。
録音データからお分かりいただけるとおり、このアルバムは1985年に
行われた演奏会のライブ録音であるが、当日の会場の熱気と集中力が時空を超えて伝わってくる。
藤原氏入魂の演奏による精度の高いバッハで、ヴァイオリンの魅力の原点をも
十分に堪能していただけると確信する。
LP、CDと続き3度目の復刻盤。